任意継続より国保の方が安かった!退職後に切り替えた手続きの流れと保険料が下がる理由
「退職後の健康保険、任意継続と国保どっちが安い?」
夫が退職したとき、最初に選んだのは協会けんぽの任意継続でした。当時の試算では任意継続の方が月々の負担が軽く、最長2年加入できることもあり、まずはそちらを選択しました。
ところが年度が変わったタイミングで届いた「保険料改定のお知らせ」がきっかけで、もう一度国保の保険料を試算してもらったところ…
国保の方がかなり安くなっていました。
前年の所得が反映された結果、国保に軽減措置が適用され、任意継続より大幅に負担が軽くなることがわかったのです。
この記事では、任意継続から国保への切り替えを決断した経緯と、手続きの流れをすべて書き残します。
この記事でわかること
- 任意継続と国保、どちらが安いかは状況によって変わる理由
- 年度更新タイミングで再試算をすすめる理由
- 国保の軽減措置とは
- 任意継続から国保への切り替え手続きの流れと必要書類
- 保険証を即日発行してもらえたケース
退職後の健康保険|任意継続と国保の違い
退職後の健康保険には主に2つの選択肢があります。
| 任意継続 | 国民健康保険(国保) | |
|---|---|---|
| 加入条件 | 退職前に2ヶ月以上の加入歴 | 退職後すぐ加入可 |
| 加入期間 | 最長2年 | 制限なし |
| 保険料の基準 | 退職時の標準報酬月額 | 前年の所得・世帯状況 |
| 軽減措置 | なし | あり(所得に応じて) |
| 扶養家族 | 被扶養者として加入可 | 人数分の保険料が発生 |
ポイントは保険料の計算基準が違うこと。
任意継続は退職時の標準報酬月額をもとに計算されるため、退職後に収入が激減しても保険料は変わりません。一方、国保は前年の所得をもとに計算されるため、所得が大きく下がった翌年は保険料も下がります。
退職直後は任意継続を選んだ理由
退職直後の試算では、任意継続の方が月々の負担が軽かったため、まずは任意継続を選びました。
退職直後は前年の所得がまだ高いため、国保の保険料も高くなりがちです。「1年後に国保に切り替える予定」と考えながら、まずは任意継続でスタートしました。
年度更新のお知らせがきっかけで再試算へ
そんな中、協会けんぽから1枚のハガキが届きました。
「保険料が◯◯円上がります」
思わず二度見しました。ちょっとした増額ではありましたが、病気療養中の夫と小学生の子どもが2人いる我が家には、なかなかの打撃でした。
「これはもう一度、国保の試算をお願いしてみよう」と市役所へ向かいました。
国保への切り替えで保険料が大幅に下がった
市役所で試算してもらったところ、前年度の所得が反映された結果、国保の保険料がぐんと下がっていました。
さらに、所得が少ない世帯への軽減措置が適用されており、任意継続よりかなり負担が軽くなることがわかりました。
国保の軽減措置とは:
前年の所得が一定以下の世帯には、国保の保険料が自動的に軽減される制度があります。軽減割合は世帯の所得に応じて異なり、2割・5割・7割の軽減が適用される場合があります。
⚠️ 軽減措置の適用条件や割合は自治体によって異なります。詳細は市区町村の窓口でご確認ください。
任意継続から国保への切り替え手続きの流れ
「今のうちに切り替えよう!」とすぐに決断しました。
STEP1|任意継続の資格を喪失する
任意継続から国保に切り替えるには、まず任意継続の資格を喪失する必要があります。
任意継続の保険料を納付期限までに支払わないことで資格が喪失します。喪失後に「任意継続資格喪失通知書」が届きます。
⚠️ 故意に未納にする方法は自治体や状況によってリスクがある場合があります。事前に窓口で確認することをおすすめします。
STEP2|市役所で国保の加入手続きをする
「任意継続資格喪失通知書」があれば、国保の加入日前でも事前に手続きができます。
わが家の場合に持参したもの:
・任意継続資格喪失通知書
・本人確認書類
・マイナンバーカード(または通知カード)
⚠️ 必要書類は自治体によって異なる場合があります。事前に市区町村の窓口に確認されることをおすすめします。
手続きを終えると、その日のうちに保険証を発行していただけました。
夫が再入院予定だったため、切り替えタイミングが不安でしたが、早めに動いたことで安心して療養に臨めました。
今回の経験で学んだこと
今回学んだことは2つです。
① 任意継続が常にお得とは限らない 退職直後は任意継続の方が安いケースが多いですが、翌年以降は国保の方が安くなることがあります。
② 年度が変わるタイミングで再試算をお願いすると発見がある 「もう変えられない」と思い込まず、年度更新のタイミングで一度市役所に相談してみることをおすすめします。試算は無料で、相談するだけなら何の手続きも発生しません。
同じ状況の方へ|確認したいチェックリスト
✅ 退職後の健康保険を任意継続にしている場合、年度更新時に国保の保険料を再試算してもらう
✅ 前年の所得が大きく下がった場合、国保の軽減措置が適用される可能性を確認する
✅ 切り替えを決めたら「任意継続資格喪失通知書」を入手してから市役所へ向かう
✅ 手続き前に必要書類を市区町村の窓口に事前確認する
✅ 再入院・通院の予定がある場合は保険証の切り替えタイミングに余裕を持って動く
さいごに
健康保険料の負担は、世帯の状況や前年の所得によって大きく異なります。「任意継続の方がお得」という思い込みが、思わぬ損につながることもあります。
「ちょっと負担が大きいな…」と感じたら、試算だけでもお願いしてみることをおすすめします。役所の窓口では丁寧に相談に乗っていただけました。
この記事が、同じように保険料の見直しで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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